診察で心を奪われる

久々の内科先生

診察室に入る頃には、涙も落ち着いてきました。

ドアを開けると白髪の内科先生。

(あ〜、そうそうこんな先生だったな。)

10年以上会っていなかったので、顔もすっかり忘れていました^^;

 

胃の調子が悪いことを問診で告げていたので、まずはお腹の触診から。

何ヶ所か押される中で痛い部分が数か所。

「いででで…先生痛いです」

「ここ痛い?じゃあここは?」

「いだいいだいいだい…先生いだい…」

自分で触っても痛みは感じないのに、先生はやはりツボを心得ていますね^^;

 

その後椅子に戻り、胃薬や整腸剤、胃カメラの予約もすることになりました。

(人生初胃カメラ…やだな〜)

先生はカルテに色々書き込みます。

そして書き終わると、少し沈黙の時間が流れました。

 

(ん?退室してもいいのかな?)

久々なので要領が分かりません。

しばらく待っていると、先生が口を開きました。

「…最近、何か辛いこととかある?」

またあふれ出る涙

その言葉を聞いた瞬間、また涙がポロポロとこぼれてきました。

泣こうと思って泣いているのではなく、体が勝手に反応している感じでした。

 

私は涙をふきながら、仕事のことや最近あった体調の変化などを話しました。

結構長い時間話したかと思いますが、先生は静かに「うん…うん…」と言いながら聞いてくれました。

 

これは…まだ胃カメラ見てないから確定ではないけれど、ストレスからきている不調かもしれないね…

やっぱり、私は知らないうちにそんなにストレスを溜め込んでいたのか…

 

さっきのお腹の薬と加えて、抗不安薬も出しておくね。依存性は少ないから、安心して飲んでいいよ。これで、少しは気持ちが落ち着くと思うから

先生はとても優しい表情をしながら話してくれました。

 

病院は早く終わればいいというわけではない

なんでこんないい先生に10年以上通っていなかったんだろう…。

混むからという理由でその病院を避けていたけど、混むのにはやはり理由があるんだな。

 

この先生は、流れ作業ではなく誠意を持って患者に接してくれている。

 

ここ数年通っていた病院は、診察1〜2分位の所が多く、混み始めるとイライラし始めたりする先生もいました。

病院は具合が悪いときにかかるところ。

薬を貰うためだけに早く終わる病院を選ぶのではなく、やはり誠意を持って診てくださる先生にかかった方がいいですね^^;

 

私はすっかり見た目はおじいちゃんなこの先生のファンになってしまいました。

すごく救われた…

本当にそう思いました。

 

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